なぜ作ったのか
ブロックをひとつタップすると下のマスに降りていき、同じ絵が3つそろうと消えます。下の7マスがすべて埋まったらおしまい。Triple Kingdom のルールは、チュートリアルを何画面か見ればすっかり覚えられるほどシンプルです。
そのシンプルなルールの上に、ひとつの国をつくりました。花びらが舞うオッドダック王国と、その国のドクスン姫。パズルをひとつ解くたびに、ウサギたちにさらわれた姫へ一歩ずつ近づいていけるように。
そして、もうひとつ決めたことがあります。ステージをひとつずつクリアしていくことよりも、1日1回挑戦するチャレンジモードに重きを置きました。


同じものを集めるゲーム、そのいくつかの場面
同じ絵を探して消すゲームは、数えきれないほどあります。ここではよく語られるいくつかの場面だけを取り上げます。
麻雀ソリティアは、積み上げた麻雀牌のうち、上に何も乗っていない同じ牌を2枚ずつ組にして取り除き、その下の牌を出していくゲームです。このゲームを初めてコンピューターに移したのはブロディ・ロッカードで、1981年、PLATO システムでのことでした(Wikipedia)。ロッカードがプログラミングした『Shanghai』は、1986年にアクティビジョンから発売されました(Wikipedia)。
2022年9月、中国では『羊了个羊(Sheep a Sheep)』が話題になりました。抖音(Douyin)のミニゲームとして先に登場し、その後 WeChat と iOS へ渡ったゲームで、同じ絵を3つ選ぶと消えます。9月13日には百度(Baidu)のリアルタイム検索で1位になりました(Wikipedia 中国語版)。下の7マスがすべて埋まると終わりで、最後までクリアした人は0.1%ほどだったと伝えられています(The China Project, 2022-09-16)。
並べてみると、ルールの骨組みには見覚えがあります。同じものを集め、マスが埋まる前に空ける。Triple Kingdom が変えたのは、なぜ集めるのかといつ遊ぶのかです。「なぜ」にはドクスン姫の物語を、「いつ」には1日1回を置きました。
オッドダック王国の春
ストーリーモードは、春のオッドダック王国から始まります。最初のエピソードの名前は「こんにちは、オッドダック村!」。ドクスン姫は「今日は村の友だちみんなに、ひとりずつ会いに行くんだ!」と言って出かけていきます。
その春の日が、どうやってウサギたちから姫を救い出す冒険へとつながっていくのか。その先のエピソードは、ここには書きませんでした。ドクスンと一緒に歩きながら、ぜひ自分の目で確かめてみてください。
エピソード1 · こんにちは、オッドダック村!1日1回だけ
1日に1問だけ出すゲームとしてよく知られているのが『Wordle』です。ウェールズのソフトウェアエンジニア、ジョシュ・ウォードルが作ったウェブの単語ゲームで、2021年10月に公開されました。パズルは毎日ひとつずつ出題され、みんなが同じ単語に挑みます。2022年1月31日には、ニューヨーク・タイムズがこのゲームを買い取りました(Wikipedia)。
Triple Kingdom のチャレンジモードも、1日1回です。画面はこう問いかけます。「ドクスンと一緒にお城を守ろう!1日1回だけ!今日も守りきれるかな?」夜のお城の前に仲間たちが集まり、ロビーには今日が何回目の挑戦かが書かれています。ミッションやショップ、ランキングもそろっています。


ステージを果てしなく続けていくかわりに、1日に1回立ち寄るゲーム。1回遊び終えたら、次はまた明日です。
画面を閉じるとき、ドクスンと一緒に守りきったお城のように、今日一日も無事に守られたと感じてもらえることを願っています。
遊び方
- ブロックをひとつずつタップすると、下のスロットに降りていきます。
- 同じ絵が3つそろうと消えます。
- スロットの7マスがすべて埋まるとゲームオーバーです。
- ストーリーモードではドクスン姫の冒険を、チャレンジモードでは1日1回のプレイを楽しめます。


出典 — Mahjong solitaire (Wikipedia) · Shanghai (Wikipedia) · 羊了个羊 (Wikipedia 中国語版) · Sheep a Sheep, 2022-09-16 (The China Project) · Wordle (Wikipedia) · ゲーム画面:2026年10月4日、Web版で撮影